WHOはCBD製品を認めている?安全性を徹底解説

みなさんこんにちは、GEISHA BRANDの髙橋です。
CBD製品は、安全性が高いとWHOから認められています。本記事では、CBDの効果や副作用はどのようなものがあるのか、CBDの副作用は軽度なものなのか、また副作用を防ぐ方法や万が一起こった時の対処方法について解説していきます。
WHOって何?
WHOとはWorld Health Organizationの略で世界保健機関とも呼ばれる国際連合の専門機関です。
WHOの本部はスイスのジュネーブにありますが、事務所は150カ国にあり総勢7,000人以上が働いています。
現在の加盟国は194カ国で、日本は1951年5月に加盟しました。
WHOの組織が大きくなるにつれて製薬会社などをはじめとした企業との癒着が指摘されることもありますが、WHOが設立されたそもそもの目的は、全ての人々が可能なかぎり最高の健康水準に達することができるようにするためです。
CBDに対するWHOの見解
動物や人間の実験でCBDに依存作用が確認されないこと、またマウスの実験でCBDには耐性や離脱症状が見られないことなどから、WHOは2017年11月に薬物依存に関して「CBDは乱用や害を及ぼさない」という見解を示しました。
また、2017年12月には「CBDを国際的に規制対象物質とすべきではない」ということをWHOが正式に発表しています。
これらのWHOの発表を受けてイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアを含む多くの国がCBDに関する規制を緩和しました。
その後、CBDに注目する人や利用する人が増加し、CBD製品の市場が成長した結果、CBDを店頭やオンラインで簡単に入手することも可能になっています。
CBDと大麻の違い
CBDとは、カンナビジオールとも呼ばれる化合物で、大麻草の茎や種子などから抽出されています。
CBDには大麻などから連想される「人をハイにさせるような精神活性作用」は全くなく、むしろ安全性が高いことで知られている成分です。また、CBDは医学的な治療効果や健康効果があると多くの人から注目されています。
大麻やマリファナの葉や花穂からは、THC(別名:テトラヒドロカンナビノール)と呼ばれる成分が抽出されますが、このTHCこそが精神活性を持ち、人をハイにさせる陶酔作用を持ちます。
よくCBDはTHCと混同されがちですが、同じ植物から抽出されるとはいえ、抽出される部位も化学構造式も性質も、全く違うということを覚えておきましょう。
CBD製品にはどんな効果がある?
CBD製品には、様々な効果を示す可能性があることが示唆されています。代表的な6つの効果を紹介します。
1.抗不安作用
CBD製品には不安を軽減する可能性があります。
脳内の神経伝達物質であるセロトニンの作用が低くなると、人は不安を感じやすくなりますが、ラットの実験でCBDを繰り返し投与することで脳内のセロトニン受容体を刺激し、不安を軽減することが分かりました。
人間での実験はまだありませんが、CBDが作用するメカニズムが判明していることから、研究が進めばCBDの人間に対する抗不安効果も証明される可能性が高いでしょう。
動物の研究においてCBDがストレスを軽減させたり、心拍数を減少させたり心的外傷後ストレス障害であるPTSDの症状を改善したりすることも報告されています。
このような結果から、人間においてもCBDの抗不安作用があることが期待されています。
2.神経保護作用
CBD製品は、脳内の神経の保護作用がある可能性があります。
2015年の動物の研究では、アルツハイマー型認知症や多発性硬化症、脳血管障害、パーキンソン病を持つ細胞に対してCBDが神経保護作用を示したことが報告されました。
CBDの人への有効性を確認する臨床試験はまだ十分に行われてはいませんが、パーキンソン病患者を対象とした小規模臨床試験では、CBDが生活の質をしめすQOLスコアを改善したことが分かっています。
これは、CBDが神経変性を進行させる炎症を軽減できる可能性があるということです。
3.疼痛緩和作用
CBD製品が痛みを軽減することに役立つ可能性も示唆されています。
ただし、今までに行われている研究はCBDとTHCを同時に投与した時の疼痛緩和作用で、CBD単独の疼痛緩和作用を調査するための臨床試験はまだ行われていません。
CBDとTHCの同時投与では中枢神経障害性疼痛や末梢神経障害性疼痛、関節リウマチなどの痛みを軽減しましたが、この効果はTHCによる疼痛緩和作用であるとも言われていてCBDが疼痛緩和作用に寄与しているかどうかは不明です。
一方で、CBDは疼痛緩和作用を直接的に示すというよりも、CBDの持つ抗炎症作用で痛みの軽減に寄与している可能性があるという考えもあります。
CBDの疼痛緩和作用の有効性を立証するためには今後のさらなる臨床研究が必要です。
4.にきび防止
にきびは皮脂腺から出る皮脂の過剰分泌によりできると言われています。
研究によると、CBDがヒト脂腺細胞の過剰な皮脂合成を正常化すると報告されました。この結果は、CBDにニキビ防止効果がある可能性を示しています。
5.抗腫瘍作用
CBDの抗酸化作用や抗炎症作用は、抗腫瘍効果につながるのではないかということが示唆されています。
CBDの抗腫瘍作用はまだ研究の初期段階ですが、がんの研究機関であるNatural Cancer Instituteは、CBDががんの症状やがん治療の副作用の緩和に効果を示す可能性があることを発表しています。
また、動物実験ではCBDによる腫瘍増殖の減少や転移抑制作用も見られました。
ただし、これはあくまでも動物実験の結果であるため、CBDのがんに対するヒトでの有効性が証明されたということではありませんし、Natural Cancer Instituteも今のところCBDをがん治療に使用することを承認しているわけではありません。
CBDの抗腫瘍作用に対する臨床試験は現在進行中です。
CBDやCBDオイルは安全?中毒性や副作用はない?
安全な医薬品であっても必ず副作用があるように、CBDにも副作用が報告されています。
これからCBDに報告されている10の副作用を挙げていきますが、これらの副作用はCBDを摂取した後に必ず発現する副作用ということでは決してありません。実際にCBDを摂取しても副作用が現れないことが多いです。
また、CBDは安全性が高く、万が一CBDの副作用が現れたとしても、その症状は一般の医薬品の副作用に比べて軽度である場合がほとんどだということも覚えておいてください。
1.吐き気
CBDの摂取により、吐き気や胃の不快感を示すことが報告されています。
これはCBDの摂取量が多くなると起こりやすくなる症状ですが、万が一起こってしまったら不快感が消えるまで投与量を減らすかCBDオイルを摂取した直後に水を飲むようにしてみてください。
2.口渇
CBDオイルは口腔内を乾燥させることもあります。これは、CBDが唾液の生成を少なくなることによって起こる一時的な症状です。
CBDによる口渇を感じたら、いつもより多い水を飲むようにしてください。水を飲むことで口渇の症状はすぐに消えるでしょう。
3.めまい
CBDによるめまいは、CBDを高濃度で摂取する人やCBDアークペンのようなCBDを大量に吸収できる器具を使用する人に起こりやすい症状です。
このめまい症状は、CBDにより血圧が低下したことによって起こっている可能性があります。
めまい症状が現れた場合には、その場に座ってリラックスをし、軽食を取ったりお茶を飲んだりして様子を見るようにしてください。
4.強い眠気
CBDには強い眠気を起こす作用があり、CBDの摂取量が多くなるにつれその作用が強まることが知られています。これは、人によっては副作用になりますが、不眠症でCBDを利用している人にとっては期待する効果でもあります。