• 玉田

薬物合法化で薬物中毒者や反社会的勢力が減る!?



こんにちは。GEISHA BRANDの玉田です。

今回は、薬物を法律で非犯罪化・合法化することの思わぬメリットについてお話していきたいと思います。


目次

・古典的な薬物規制のやり方とその問題点

・薬物規制の本来のあり方とは

・薬物を解禁することの社会への影響

・総評


古典的な薬物規制のやり方とその問題点

昔々、日本が第二次世界大戦の真っただ中のころ、世界で薬物を法律で規制するという流れはあまりメジャーではありませんでした。

このころは発見された薬物の種類自体が少なく、その効果や危険性についても十分に研究されていたとは言えなかったため、民衆や国が薬物に対して抱いているイメージはあまり悪くなく、逆に現代のエナジードリンク感覚でハードドラッグが使われている場合もありました。


そのいい例がヒロポンです。疲労がポンッと飛ぶでおなじみのヒロポンですが、実はあの中に入っている成分は、現代でいう「覚せい剤」と同じ成分です。


覚せい剤は現在発見されている薬物のなかでもダントツトップともいえる依存性と危険性があり、身体への負荷も凄まじい代物で、一度使ったら最後、体が壊れて死ぬか捕まるかしか覚せい剤を断つ方法はないとまで言われています。


ヒロポンは2次大戦で戦地へ赴く軍人に対して支給されたのが始まりですが、結果的には民衆に広く浸透してしまい、薬物中毒者を大量に出してしまう原因になってしまいました。

そこで、日本では覚せい剤取締法が成立し、ヒロポンを所持している人はみな逮捕されました。


これが、古典的な規制方法です。

条件は何も付けず、該当する薬物に関われば必ず逮捕されるような法律になっています。

町に薬物中毒者があふれかえる中、このような法律を適用すると、初めは町中から薬物中毒者が逮捕されていなくなります。

しかし、薬物中毒者が刑務所などから出所したらどうなるでしょうか。国によって犯罪者への待遇はまちまちですが、基本的に優遇されることはあまりないはずです。


覚せい剤のようなハードドラッグは、一度使ってしまうと、もうそれなしの生活が成り立たなくなってしまうようなものもあります。

そうすると、町にでた薬物中毒者は、薬物の依存性に負けてまた手を出してしまいます。薬物を得るためにはお金が必要なわけですが、前科、まして薬物による前科がある人を雇ってくれるような会社はあまりありません。


お金は手に入らないけど、薬物はやりたい。その一心で、今度は窃盗や殺人などの別の犯罪にも手を染めてしまう例がたくさんあります。

こうなってしまうと、もう悪循環です。何度も捕まり出所したらまた犯罪に手を染めてしまう。


どんな人間も、必ずコミュニティーがあります。

家族がいて、友達がいて、国がある。

この悪循環に陥ってしまうと、社会のコミュニティーからも隔絶され、ただでさえ難しい社会復帰がさらに困難なものとなってしまいます。

結果的に、治安の悪化や貧困の増加、自殺者数の増加につながってしまうわけです。


薬物規制の本来のあり方とは

本来の薬物規制は、もっと多面的で、法律のみならずそれにかかわる機関とも緊密に連携される必要があります。

例えば、覚せい剤で逮捕されてしまって、依存症状がひどい場合は、適切な依存治療機関で公的に治療が受けられるべきです。


世界中で、自己責任論が台頭してきていると私は感じています。薬物依存はもちろん最初に使ったのは自分なわけなので、自己責任であるという主張もわからなくはないのですが、自分の力でどうにもできない、生活が破綻してしまうような依存症患者はたくさんいます。

この依存症患者を救わなければ、前述した悪循環が発生してしまうので、公的な機関の援助は更生に向けて必須な要素になると思います。


そして、教育。これが本当に大切です。

日本では特に、薬物に対しては「ダメ。ゼッタイ。」といったすべての薬物を絶対悪かのように騙る教育がされていますが、そうであるべきではありません。薬物の種類や効果・危険性などをある程度分けて詳しく教育すべきです。

正しい教育をすることで、薬物に対する正しい知識が身につくほか、薬物に対して考えるきっかけを作ることにもなると思います。

さて、ここまでは、ハードドラッグに関する規制の方法についてでした。

それでは、大麻やLSDなど、比較的依存性が少ない薬物はどうあるべきなのでしょうか。


薬物を解禁することの社会への影響

私は、薬物を完全に解禁することについてのメリットもあると思っています。

今まで違法だった薬物が合法になるということは、その言葉以上に様々なことが変わることを意味しています。


まず売買手段についてです。

路地裏で行われていた取引は、しっかりと法律の元管理された実店舗やネット上で販売されることになります。

これは、反社会的勢力の資金源を断つことにつながり、薬物自体の質・安全性が担保されることになり、さらには雇用の創出、税収の増加にもつながります。

合法になることで堂々と販売することができ、消費者は悪事を働く悪い業者に対して、法律に則って公に争うこともできます。


また、もしも薬物依存に陥った場合でも、気軽に依存治療ができることになります。

例えば、たばこやアルコールは、その陶酔感やシャキッとする感覚を求めて消費しています。これって、立派な薬物ですよね。アルコールに関しては、飲みすぎたら死にますし、飲んだ状態での運転は法律で禁止されています。僕はアルコールは結構なハードドラッグだと思っています。しかし、たばこをやめられなくなった人には禁煙外来など、医療機関で受けられる依存症治療プログラムが存在しています。


アメリカで起こっているオピオイドクライシスのオピオイド(鎮痛薬)も、大麻やLSDなども、きちんと用法・容量を守れば医療用途としての利用ができることができます。

興味深いことに、今まで乱用されてきた薬物に限って、革命的な治療効果が発見されたりしています。これは、今まで乱用される薬物とひとくくりにしてしまったせいで発見が遅れたりといった要因もあると思います。


薬物と言っても、その種類や効果や危険性はまちまちで、それを一元的に規制するべきではないのです。

副作用が有益な効果を上回っているような薬物(覚せい剤など)もあるので、すべての薬物を馬鹿正直に合法化するべきだとは思いませんが、大麻やLSDは向精神作用や炎症の治療効果があったりと、有益に使える薬物もあるわけです。


現にアメリカをはじめ様々な国では、最近大麻を合法化・非犯罪化しています。

この法改正に至るには、使用者が増加しすぎて収集がつかないため、なし崩し的に合法になった例もありますが、それでも合法化に踏み切っているということは、その判断をするメリットの方が多いはずです。

日本も早く誤った教育法を変え、政府が薬物に対して真摯に向き合ってくれることを願っています。


総評

いかがでしたしょうか。薬物を合法化・非犯罪化することについて思わぬメリットが見えてきたのではと思います。

薬物を摂取することによって何を起こすかは人それぞれだし、効果も個人の感覚止まりになってしまうので、法律を改正するにはたくさんの時間をかけて議論する方法があると思いますが、有益な薬物は合法化されることを願っています。

もちろん薬物を嗜好品として使用するのも、ある程度であれば問題ないと思っています。乱用はよくないですがね。

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